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Random Thoughts on BJJ, Pro Wrestling, MMA, etc.

Friday, February 27, 2004

1989年のグレイシー 

またUGネタでお茶を濁す。てかこれは向こうでちょっと前に出たネタです。書くヒマ全然なくて。
UFCの4年前に、アメリカのカラテ雑誌に紹介されたグレイシー一族。

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ついでに表紙はもっとすごい。立ち関節っていうのかこういうのも。
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(↑長いから改行いれてあるよ)

ま、当時俺がこれを読んだとしても、このテの雑誌によく載るトンデモ武道のひとつとしか思わなかっただろうなあ。じゃーお前ら日明兄さんと闘ってみ、って感じで。

それはともかく、記事を一読して思うのは、やっぱりホリオンはここでも、「ストリートでの強さ」と「(1対1での)vs他の格闘技での強さ」(=VTの強さ)という二つを、意図的にごちゃまぜにしてアピールしてるな、ってこと。我々は後者で最強であるからして、前者でも最強である、みたいな。実際記事中でホリオンは「ストリートで一番強いことを示すために、我々は他の格闘技に挑戦し続け勝って来た」みたいに言ってるし。でも別に俺はホリオンによる、この種の(意図的な)錯誤に文句を付けたいわけじゃない。「ストリート最強」と「一対一最強」という二つの形而上学が混同されることなど世間でよくあることだから、利用してもべつにいいでしょ。(実際ストリートで一対一、素手vs素手のタイマンをすることも少なくないんだろうし)

でも面白いなと思うのは、同時に、ホントにストリートを想定したの護身術ってのもグレイシー柔術には含まれていて、それがこの雑誌内でも紹介されているってこと。ここにある連続技術写真の中では、2番目のスタンディングチョーク投げ飛ばしがそれ。あとは(柔術内技術=ここでは、柔術家同士用の技術って意味ね)の巴十字と、打撃格闘技対策が二つ。

実はこのスタンディングチョーク投げ飛ばしみたいな護身術は、たまにうちのせんせも思い出したよーに教えてくれる(これとまったく同じ技も含めて)。でも、この技を一生懸命反復練習してれば、いざというときに本当に使えるのかどーかは、現実にこーゆー襲われ方をしてみない限りよく分からない。(格闘技の試合ではまずこうはいかないだろうけど、これは素人にいきなり背後から襲われた場合だから)。素人の動きなんて真似できないから、練習でシミュレーションもできない。だから要するにこのテの技は、有効と信じつつひたすら反復するしかない。約束組手という形で。その点では合気道みたいなもんだろう(いや、精妙さは全然違うんだろうけど)。

ってことでこの種のストリート用護身技術は、柔術内技術やVTの技術とは全然違う。柔術内やVTの技術はスパーリング(という実戦シミュレーション)を通してどれだけ自分がその技を使えるようになったか、常に(かなりの確度で)確認できるよーになってるから。ただ繰り返すんじゃなく、実際に抵抗する相手に試しながら使えるよーになってゆく。それは柔術のおもしろさのひとつとしてすごく重要なこと。(乱取りを取り入れた嘉納柔道が古流柔術諸流派より広まった一因もこれなんだろーけど)

で、ホリオン自身もこの記事中で、日本式柔術とグレイシー柔術の違いを説明する文脈で「我々は(日本式柔術のように)ただオウムのようにものごとを繰り返したりしない。常に実戦を繰り返して、新しい状況に対応できるように進化している」みたいなことを言っている。でもその同じページに載ってるスタンディングチョーク投げ飛ばしは、オウムのように繰り返す以外に練習のしようがないと思うぞ。こんなのまさに揚げ足取りだけど(笑)。

もっともこの記事の後の方を読むと、記者によってグレイシーの護身術とその他の柔術技術はきっちり分けられていて、当時のグレイシーはプライベートレッスン中心で、まず前者を習ってから後者に、みたいなことが書かれてる。全体的にホリオンのコメントも(俺は無理矢理アナを探すっぽいマネをしたけど)、時代を考えるととんでもなく正しいことばかり言っている。確かこの頃って日本じゃホリベイが立ち関節の破壊的有効度を説いたり、松浪ケンシロウとかが「リアルファイトは30分も闘えない」とか言ってた時代じゃなかったっけ? イヤ別に俺は彼らを笑うつもりはない。俺も当時彼らを権威として熱心にそのコメントを読んで感心してたんだから。

で、繰り返すけど、そんな当時の俺がもしこの記事をリアルタイムで読んだら、「なんだこんな奴ら、日明兄さんに勝てるわけねーや」と思ったに違いないんである。

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WWEについても書きたいんだけど、まだまだVがたまってて現状に追い付かない。あと八時間くらい。

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