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Random Thoughts on BJJ, Pro Wrestling, MMA, etc.

Sunday, May 23, 2004

チンギーヤさん話ついで、ってことで、 

一年ほど前、うちからチンギーヤのところに離脱者が出た際に、自分が書いた文章(当時誰かに聞いてもらいたくて書いたはずなんだけど、結局埋めてしまったという)を、ちょい修正してアゲてみます(註の部分以外は、ほとんど全て一年前に書いたのそのままです)。道場の中で微妙な孤独感を感じてた時期なせいもあって、ちょいナルシス度高いか?? あと、内容が前にアゲたペドロ文とカブってますね。あれの元ネタはここにあったか。

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うちの道場で一番ペドロと親しくしてて、家族ぐるみでつき合ってたKとMがバッハのオレンジ支部(チンギーヤのとこ)に移るらしい。二人とも次期紫の有力候補だったし、特に俺にとってKは、貴重な同階級の練習相手だったんだけど・・・ま、いなくなってくれるおかげで、青帯からタップ取られる危険がまた減ってうれしいって気持ちもちょびっとあるのも事実。ついでに今バッハオレンジでは、やはりかつてペドロと誰よりも親しくしてて、実力的にも(ペドロ以外では)最強だったSも練習してる。(後註:その後、古参の紫帯のKDもうちからバッハオレンジに移りやんの)。

他にも現サブファクのジョーを含めて、ペドロと一度特別仲良くなった(変な意味じゃないぞ)生徒は、たいていいずれうちをやめてゆく(でも柔術はやめないので、別のアカデミーに移ることになる)。また、ペドロと特に仲良くなくても、そこそこ上達した後、あるいは紫を取った後に別の道場に移ってゆく人間の率がうちはやたら高い。ペドロ以外に自分と同等以上の相手がいないのに、いつまでもうちにいるのは、ペドロ初のアメ人茶帯のエミリオだけ。

なぜペドロと親しくなった人間達が離れてくのかは、俺はペドロとそーなったことがないし、本人達から聞いたこともないので分からん。でも、ある程度上達したら移籍する者が多い理由は明らかだ。ペドロが教えるクラスはとにかく練習が軽い。ペドロがスパーの組み合わせを全部指名するんだけど、酷いときは一人一回しかスパーできない。あんだけ広いマットがあるのに、一組か二組だけスパーして残りは見てるだけ、ってことも多い(後註:最近は少し改善傾向にある)。

また、うちにはチーム一丸で試合に臨む、みたいな姿勢は皆無だ。試合前だろうがなんだろうがいつも同じまったり練習だし、ペドロ自身、あんまり試合で生徒を勝たせることに興味を見せない。実際試合場にもあまり来ない。普段の軽い練習と合わせて、生徒を強くすることに熱心な先生とは到底呼べない。また、ペドロの技術は確かだけどオーソドックスなモノが多く、うちは「最先端テクニック」をいろいろ学べる環境とは言い難い。

ので、やめてく人間達はたいてい同音異句に「ここにいても、俺はこれ以上強くなれない」みたいなことを言う。こんなふーに上達するとやめてく人間が多い道場だから、道場内で上に行けば行くほど同等の練習相手がいなくなり、それを求めて別の道場へ・・・という悪循環が起こっている(後註:これも最近は改善されてきてて、今は常にクラスに複数の紫帯がいるよ。昇段基準が甘いせいもあるが)。これじゃー強い選手がごろごろいて、がんがん練習してて、最新技をいっぱい知ってて、バッハの大物たちが続々セミナーにやってくるチンギーヤ道場に移りたいヤツも出て来るだろ。

俺は毎回クラス終了後に残ってスパーしたり、ペドロの教えてくれない流行系の技を自分でテープ買って研究したり、歩く技辞典みたいなジョーのとこに出稽古に行ったりして、普段のクラスの不十分さを補っている。ペドロや仲間達がどんなに無関心でも、一人で片っ端から試合に出てる。ほかにもできることはあるけど、それは怠惰さ故にやってない。それでも「ここじゃ上達しない」的なことを言ってやめていく人間に対しては「せめて俺くらいやってから言えよ」と少しは思う。そんなん余計なお世話だし、「お前みたくいつまでもだらだら残って練習するヒマや、テープとかに使う金はねーんだよ。こっちゃお前と違って彼女(あるいは妻)だっているんだ」とか返されたらおしまいなんだが。

あと、我ながらさらにイタいんだが「俺は自分を(ある程度)強くしてくれたのがこの道場だってことを大事にする。その点でやめた人間達とは違う」みたいな思いをアイディンティティにしている自分もいる。やめる前にMは「まーカレッジで同じ分野を勉強するのに、数年間一人の教授のクラスを取った後、ちょっと気分を変えて別の教授のクラスに変えてみるよーなもんかな。」とか言ってた。でも、俺にとってこの道場は、単にお金を払って授業を受けるだけの場所じゃない。ペドロがいかに俺に無関心でも(笑)。

俺が白帯の頃は、エミリオやジョーがいつもクラス後もスパーしたりいろいろ教えてくれたりして、クラス練習の軽さを補ってくれた。だから彼らがいない今は、俺が新しい人たちに同じようなことをしようとトライ(だけは)してる。クラス終了後のスパーでは、俺はよっぽど疲れてない限り誰の誘い(挑戦?)も断らないし、その人の欠点が見えたら(なるべく偉そーにならないよーに)それの指摘&埋めるためのサジェスチョンもするし、聞かれれば、ペドロの教えてない技でも、自分が使って有効性を確認したものなら何でも教えてる。それで練習相手が強くなれば、自分も得するしね。

もちろんこんなのは俺の勝手な価値観だと分かってるので、個人的にうちをやめた元チームメイト達とは何の問題もない。どっかで会えば嬉しいので笑ってへいへいよーよーと話をするし、そこがどこかのオープンマットならば喜んでスパーする。「またうちにも顔出せよ」ともとりあえず言う。今回やめた二人にしても同じだ。イイ奴らだしね。もっとも、「二人いっしょにやめるなんてこいつらダサー」とは心のどこかで思ってるし、同階級のKと今後どっかの大会で当たったら、どんな手段を使って倒さなきゃいけないんだろーな、とも思う。そんなふーにいろいろ思う自分がちょっといや。

ところでペドロは、実はパンナムの一日目には大会会場のサンタバーバラに来てたそうだ。で、Kの試合だけ見て、それが終わると(別に急用があるわけでもないのに)とっとと帰ってしまったので、二日目に出るショーン(シカゴ支部長)とロメール(リバーサイド支部長)はかなり動揺したという。何も知らずに二日目、ペドロが来てくれないなんていつものことじゃん、と思いながら闘ったのは俺だけだったらしい。そのことを俺は日曜にサブファクでジョーから聞いて、さらに今日仲間と練習後飯を食ってるときに事実だと再確認した。ちょっと困った顔で「○○○(俺の本名)は知らない方がいいと思ってたんだけどね」とか言われたとき、俺が疎外感を全く感じなかったかと言えばそれは嘘になる。

ちなみに俺はパンナムの翌日の月曜、ヒザをやってたけど、紫でのメダルゲットをペドロに話したくて道場に行った。遅れて来たペドロは俺の顔を見ると「○○○、メダル取ったんだって? グッジョブ」とだけ言って握手すると、そのまますたすたとオフィスに入って行ってしまったので、結局俺は何も話させてもらえなかった。当然ペドロは自分が一日目にサンタバーバラにいたことも口にしなかった。

そんなペドロの俺への扱いは相変わらず意味不明で、今までずーっと無関心かつ無問題って感じで希薄かつ友好的に接してきて、それはずーっと変わらないんだけど、数カ月前(昇進ちょっと前)にいきなりペドロは、スパーで俺だけにはサブミッションや締めを使わずに、ひたすらマウントから体を俺の顔に押し付けて呼吸できなくするイジメ技だけを狙うようになって、俺はそれこそぶーぶーラッパを鳴らして涙を流しながらこらえたりタップしたりした。(二週間くらい続いた)。

それが最近は、以前よりすごい力で締めを狙って来るようになって、俺はこれまた死ぬ思いで防いだり、タップしたりしている。で、他の生徒とやるときは茶帯だろーが紫だろーが6分なのに、俺のときだけ7分やるようになった。「7分ないと○サムライ(俺のあだ名)からは取れないからな」とか言って。で、他の生徒は俺に対してそのことをうらやましがったり、「ペドロ、今日もお前を物凄い顔で絞めてタップさせようとしてたぞ」とからかったりしてくる。(後註:一年後の現在は、けっこうふつうの扱いに戻ってます。なんだったんだろうアレは?)

俺はたぶん今後も、ペドロと一定以上に仲良くなることはないだろう。また、(いつまでかは分からないけど)この界隈に住む限りは、今後昇進しようがしまいが、どんな大会でどんな結果を出そうが出せまいが、たぶんペドロのとこを離れることもないと思う。で、もっとうまくなって、そのうち「分かんないことがあったり、もうちょっと練習したいときは○○○に言おう。あいつはペドロの教えてくれないヘンな技をいろいろ知ってるし、絶対にスパーを断らないし。何を言ってるのか分からんときもあるが。」みたいに言われるようなポジションになりたいな。

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