<$BlogRSDUrl$>

Random Thoughts on BJJ, Pro Wrestling, MMA, etc.

Sunday, February 06, 2005

UFC51 PPV雑感(ネタバレ注意) 

結果はここでも参照してくだされ

ブエンテロ vs アイラース
しょっぱなからすさまじくマイナー臭の強いカードを組んでるなあ。俺はアイラースの顔を見ると、自動的に「下層階級」「暴力」「白人労働者」という言葉が浮かんで来ちゃうし、ブエンテロの体型をみると、中学の歴史教科書に出てた「鳥獣戯画」のカエルを思い出す(って、おかしいのは俺のアタマなんだろーが)。どっちも風貌的には間違ってもスターになれないって感じなんだが、細い腕で肩の力の抜けたイイ感じのパンチを振るうブエンテロが見事に右を炸裂させて感激の勝利。ブエンテロはKOTCでホフマンに根性勝ちしたりもしてたし、「暴力白人」には相性がいいのかも。「体型も顔もさっぱり冴えないメキシコ兄ちゃんのサクセス・ストーリー」、見たくなってきた。

アーヴィン vs カイル 
頼むからニ試合もニ線級のヘビー級の試合を入れないでくれ。カーロの試合やってくれよ。お願い。ドゥルーvsディアズも見てえよう。

テレル vs タナー (ミドル級王座決定戦)
とびきりの瞬発力と思いきりの良さをもって、全力で蹴り、飛び込み、殴り、テイクダウンを狙い、極めに行くテレルと、とにかく粘り強く、オールラウンドに優れたタナー。ものすごく見ごたえのある試合だったけど、結末は個人的にはすごいショック。柔術黒帯がハーフガードで脇を差してそれなりの体勢を作ったのに、バタフライに戻すチャンスもあったのに、長々とパウンドの雨を食らい続けて・・・。

どーしてテレルは、ハーフであんなに何もできずにむざむざとやられたんだろう? もちろん「ギロチンで全力で極めにいって疲れた」とか「金網に押し付けられて動きにくかった」ってこともあるんだろうけど、それ以上にやっぱ「パンチありの状況で下からどう対処するか」の準備が不十分だったんじゃないか?(もちろんシーザー道場だから練習してないわけないけど、テレルがあの状態に慣れていたとは思えない) サブミッションレスリングの試合だったら、たぶんテレルはあそこから足関節でもスイープでもなんでも狙って状況を逆転できるはず(もちろんタナーも十分寝技強いけど)。でもやっぱ総合だと違うよね。黒帯の彼でさえ、簡単には対応できないと。下派の寝技好きにとっては、改めてアタマから冷水ぶっかけられるよーな試合でした。

それにしてもタナーは今日も素晴らしかったね。髪もサムライ風になり、しゃべり方もふくめてHBKみたいにかっこいい。ギロチン完全に極まったと思ったけど、締められながらも、絡み付くテレルの足を押し下げてハーフに持ち込んだのが勝因だな。やっぱギロチンはハーフでしかも腕一本入ってたら極まらないな・・・(という俺の認識は、数試合後にはひっくり返されることになる)

--
放送第三回からガ然面白くなってきたリアリティショウ、The Ultimate Fighter の宣伝で、コーチ役のランディーとチャックがしゃべる。打倒ランディーに向けて、エディ・ブラボーの元でハーフからの返し方を学んでいるというリデルは、前の試合を見てなにを思っただろう?
--

アロフスキー vs シルヴィア (ヘビー級暫定王座決定戦)
前の試合で思いきりへこんだ俺、この試合を見て突然元気になる。だってあの巨人相手にアキレス一本だよ! (いや、完全に個人的なことなんだが)最近、背が高くて足が長過ぎる相手にはアキレスって極まりにくいのかなあ、とあきらめかけてた。でも今日のアロフスキーはそんな自分のもやもやをふっとばしてくれだたよ。いろんなことを教えてくれただよ。・完全に虚をついて流れの中で足を捕らえて倒れ込めば、簡単には立たれないってこと。・足が長い相手でも、(ストレートではなく)クロスで捕らえれば多少の足の長さの違いは克服できるってこと。 ・仰向けになって極まらないよーなら、すぐに横向きになるなりうつぶせになるなりして角度をつけて絞ること・・・って当たり前のことばっかり書いてるが、とにかくサンボ最強! ってことで。・・・もし今度ミアもアキレスで料理してくれたら先生と呼びます。

面白かったのは試合後、解説のローガンが特別ゲストのミアに「君のアームバーで腕が折れてもタップしなかったシルヴィアが、今日はレッグロックですぐにタップしちゃったことは気にいらないかい?(ニヤニヤ)」と聞いたこと(ミアは苦笑いして「へっ、それがなんだってんだよ」とか答えてた)。その後敗戦インタビューを受けたシルヴィアが「(タップについて)俺の足首が何度もポップしたのを感じたからね。骨折によってさらに一年を無駄にすることはできないね。できれば数か月後にはまたここに戻って来たいもんだ」と良いコメント。

バローニ vs セル
なんか精彩を欠きながらもバローニが、セコンドのマーク・レイモンの指示に従ってテイクダウンを奪って判定勝利・・・って流れだった最終ラウンド後半。上になったバローニに対し、セルが(あまり効果があるとも思えない)キムラ狙い。その際にバローニがうまく片足を超えて勝負アリ(と俺は思った)。で、セルはハーフ下からギロチン狙いで最後の悪あがき。

(バローニのセコンドの)レイモンは「ギロチンに気を付けろ!」とか叫んでるけど、「ハーフで足も一本入ってるギロチン」が極まんないのはさっきのテレルvsタナー戦でも分かってることじゃんよ・・・と思いきや、なんとこれで疲労困ぱいのバローニが動かなくなって試合終了。はにゃー極まっちゃったのか。やっぱギロチンってよく分かんねー技だなあ。

でもよく見てみると、テレルvsタナーとはハーフの向きが逆なのにゃ。テレルがタナーに仕掛けたギロチンでは、タナーが胸をクロスして合わせるよーにしてハーフに持ち込んだ(=テレルは、相手の股の中に入ってる自分の足とは逆のほうの脇でタナーを締めてた)のに対し、この場合セルは、相手の股の中に入ってる自分の足と、同じ方の脇で締め上げたわけで。ふーんこっちのほうが極まる確率は高いのかな? この体勢はけっこうなるから気を付けよう。ていうか、こりゃバローニの対処がニブすぎるわ。足を超えるときにもっと体全体でプレッシャーをかけてりゃ、相手もこんなに簡単に体を起こしてギロチンなんか狙えないわけで。バローニも疲れてなきゃこんなミスはしないだろうね。やっぱ総合ってキビしいね。

ティト vs ヴィトー
試合前の有名人&関係者達による予想。リデルが「ヴィトーに奴をKOしてもらいたいもんだが、たぶんティトが勝つんじゃねーかな。どーせヤツのいつもの退屈なグラウンド&ホールド(「グラウンド&パウンド」ですらない・笑)だろーよ」と一人だけ過激なセリフ(あと、この予想映像を見ててついに気が付いた。以前からずーっと俺は、フランク・トリッグの口元って誰かに似てると思ってたんだけど、カート・アングルだあ!)。

エミネムのブッシュ死ね死ねソング「Mosh」に乗って入って来たティト、同時にアメリカ&メキシコの旗を降り、アーミールックで、背中には「米軍を祖国に」と書いてあるシャツを着てる。対するヴィトーはなんかかつての不自然ボディーが復活したよーな・・・。

それでも白熱した試合、第二ラウンドが終了したところで、試合を見ている間の客席のリデルの表情が流される。これは衝撃的。目を見開いてコーフンしつつ、爆発しそうでできないままゆらゆら動いてる。たぶん格闘技見てるときの我々は、たいがいみんなこんな薬物中毒者みたいな顔をしてるんだろう。

試合は2ー1でティトの勝ち(俺は判定には文句ないよ。強いティトが戻って来たね。展開自体はつまんなくても、今日のティトくらい体からエネルギーを発散してくれればメインらしい試合になる)。その判定を聞いて首を振るリデルの姿がまた映し出される。それにしても不自然なくらいにリデルが出て来るな・・・と思ってたら。

試合後のインタビューでティト「(ランディーvsリデルは)リデルに勝って欲しいね。で、次にこんどこそ俺がヤツをぶちのめしてやれるから」 そのコメントを聞いたリデルは客席からオクタゴンへ。(まわりが乱闘を防ごうと止める中で)そしてマイク合戦。さらにティトはケンシャムにも喧嘩を売って、もういっちょごたごたマイク合戦。

・・・今は「The Ultimate Fighter」で一般ファンも増やせそーな時期だから、いいんじゃないかな。ちゃんと試合をやってる限りは。ただ、頼むから中量級の試合もひとつくらい放送してよ。一般ファンを増やすと同時に、ちょっとだけマニアにも気配りを。

あと、ティトは「俺は米軍のために戦ってるんだ。彼らは我々のフリーダムのためにアフガニスタンで戦ってくれてる。俺はMMAのフリーダムのためにこのオクタゴンで戦う」とも。ん、アフガン? い、いや確かにアフガンに米軍はまだいるよね。それにイラクにいる米軍は、もはや(米国民でなく)イラク市民の自由のために戦っているはずからな(汗)。

This page is powered by Blogger. Isn't yours?